

殻長12cm、殻高9cm。
殻は磁器のように白くやや薄いです。表面には42、3本の放射状肋があり、
褐色で厚くビロード状をしています。全国の内湾の水深10mくらいの
泥底に生息、産卵期は水温が18〜20℃になるころで、体外受精をします。
ふ化した稚貝は海底の貝殻や木の枝などに付着し2.5cmほどで泥に潜ります。
身が赤いのはヘモグロビンが原因で、これが鉄と結合して赤く見えます。
よって、他の貝にくらべて鉄を多く含んでいます。鉄とともにたんぱく質をとると
鉄の吸収が高まりますが、赤貝はたんぱく質も同居しているので格好の食材です。
その他にも、ビタミンAや亜鉛が比較的多いです。たんぱく質が豊富な割りに
脂肪が少なく低カロリーな店は白身魚に似た栄養的特徴といえます。
※写真は赤貝の酢の物です。
ふきの花のつぼみ。野性味のある香りや苦みが早春の味として珍重されます。
11月ごろから出回る栽培のものと、2〜3月に採れる野生のものとがあります。
ふきのとうはカリウム、鉄、亜鉛などのミネラルを含み、ビタミンB群、
ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK等もかなり含みます。
緑黄色野菜までとはいきませんがカロテンも含み、食物繊維も多い方です。
ただし、少量しか食べられませんので、あまり栄養素的期待はできません。
ほろ苦さの成分の一つはアルカロイドで、がん予防の成分として知られています。
ふきのとうは重曹を入れた熱湯でゆで、あくを抜きます。油で揚げる場合は、
下ゆでする必要はありません。てんぷらにする際は外葉を一枚一枚丁寧にはがして
水洗いし水気を拭き取ります。その他、田楽や当座煮などにも向いています。
アマダイ科は、世界中で3属28種が知られています。
日本産の1属5種の内ふつうに見られるのは、あかあまだいときあまだい
しろあまだいの3種類です。アマダイ科魚類は、目の前がストンと切り落とされた
ような独自の顔つきをしているのが特徴で体はやや平たく細長いです。
古くから高級魚として知られ、底曵き網や延縄によって漁獲されています。白身の
肉は柔らかく美味ですが、すぐ鮮度が落ち水っぽくなるので刺身には向きません。
軽く塩をふって生干しにしたり、昆布締めにしたりして利用します。
焼き物や蒸し物にすると甘みがまして美味しくなります。
他にも粕漬けや味噌漬け(西京漬け)なども美味しいです。
関西では美味な魚として好まれ特に京都では
若狭産のぐじ(関西でのあまだいの呼び方)は古くから珍重されています。
かぶの名は肥大した根の形が丸く、頭(かぶり)にみたてたことに由来すると
言われています。日本書紀にすでに記録があり、かなり古い時代に中国または
朝鮮半島からもたらされたと考えられます。「すずな」とも呼ばれ春の七草の
一つに数えられ、重要な根菜とされてきました。
収穫時期は全体的に寒い時期ほど甘みが強く、葉も柔らかいです。根の部分は
大根の栄養とほとんど同じで取り立てて沢山含まれている栄養素はありません。
カリウムやビタミンCが多い程度です。
あくが少ないので下ゆでの必要はあまりありません。外側はすじが多いので、
煮物にする場合は皮を少し厚めにむくと良いでしょう。葉は炒め物や漬物、
根の部分はサラダや煮物にするのがおすすめです。