四季旬彩
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つな八の「旬」

天ぷら新宿つな八 の食に彩りを添える四季折々の食材をご紹介します。
かつお

かつお 日本でも北海道以南で見られますが日本海側には少ないです。全長は約1m。
体側の腹方に7〜8本の暗褐色の縦縞が走ります。これは、生きている時には
はっきりとは出ず、死んだ後にくっきりと出現します。生きている時には餌を
食べている時や興奮した時に体側に数本の暗褐色の横帯が出現します。温かい
海水に生息するため日本海側では冬から春に掛けて北上し、秋には南下するという
季節回遊を行います。生食は江戸時代になってからですが特に関東では
大金を払ってでも初夏の初がつおの刺身を賞味することが
サバ科魚類と同じく鮮度が落ちやすいです。そこで新鮮なかつお以外のものは、
かつお節の原料になります、他にも缶詰や佃煮、ふりかけ、調味料などの原料に
なります。変った者としては内臓の塩辛です。

アスパラガス

アスパラガス アスパラガス(asparagus)は同名の学名を持ちこれは「新芽」を意味する
キリシャ語のasparagosに由来します。江戸時代に渡来して以来、
オランダきじかくし、西洋うど、松葉うどなどさまざまな和名が付けられました。
ホワイトアスパラガスはグリーンアスパラガスに比べると香りが弱いですが
特有の甘みとほろ苦さがあります。当初は缶詰加工用のホワイトアスパラガスが
主流でしたが近年はグリーンアスパラガスの生産が大半を占めています。
ちなみにホワイトアスパラガスとグリーンアスパラガスの違いは品種ではなく
栽培方法です。ホワイトアスパラガスは盛り土を施して光に当てずに育てることで
白いまま育ちます。調理する時はまず根元の堅い部分は切り落とし皮を向きます。
サラダやお浸しにする際塩ゆでしますが天ぷらなどは生のままが良いでしょう。
ホワイトアスパラガスは塩とレモン汁を加えてゆでると綺麗な色に仕上がります。

さざえ

さざえ 殻高10cm、殻径8〜9cm。特徴的なことはつのの生えていることで、波の荒い
外洋に育ったものには立派なつのがあり波の静かな内湾的な環境に住むものは、
つのが生えない「つのなしさざえ」「丸腰さざえ」になります。日没とともに
歩き出し海藻を食べますが、その種類により殻の色は変化します。
あらめだけを偏食すると白くなり、同じ海藻でもほんだわらを食べると
褐色を帯びてきます。産卵は春から夏。つぼやきなどで身をくるくる回しながら
出すと最後に生殖巣があります。それが緑色なら雌、クリーム色なら雄です。
さざえはあわび同様、卵も精子も海中に放出し体外受精します。
漢字では「栄螺」または「挙螺」と書きますが「さだ家(小さな家)」が語源で
あると言われています。小さいうちは潮間帯にすみますが成長とともに深みに移り
潜水や「さざえ刺し網」などで穫られます。

たけのこ

たけのこ 「竹」の語源はたけ(丈)、たか(高)であると言われています。たけのこは、
竹の地下茎から伸びた若い茎で「竹のこども」の意味。主にたけのことして利用
される竹は中国江南地方原産の孟宗竹。日本への渡来は、一説には1736年薩摩の
島津藩主が、中国から琉球に伝わっていた孟宗竹を2株移植したのが始まりだと
言われています。その後全国に広まっていきました。1919年ごろに政府の栽培
奨励策によって栽培面積が急増しました。堀り立てのものはあくが少ないので
生食できますが通常はゆでます。部位によって繊維の状態が異なるので、適切に
使い分けます。先端の姫皮はわん種、酢の物に。穂先はわん種、煮物、焼き物に。
根元のかたい部分は、たけのこご飯や揚げ物に向いています。生のまま置くと
かたくなり、えぐみが増すので、できるだけ早くゆでたほうが良いです。
ゆでたものはラップに包んで冷倉庫へ。一週間ほど日持ちします。

参考資料: 野間佐和子 (2004)『旬の食材シリーズ』 講談社