

さつまいもの名前は「薩摩藩(現在の鹿児島県)から全国に広まった芋」
を意味します。別名の甘藷(かんしょ)は「甘みのある芋」で唐芋(からいも)は
「中国から伝わった芋」の意味します。皮が紅色で食味のよい紅あかや紅あずま、
貯蔵性が良く年明け後より甘くなる高系14号(鳴門金時などで流通)などのほか
皮の白い系統には黄金せんがん(黄金芋)や栗こがね(白あずま)があります。
皮はあくの成分を含むので厚めにむき切った物はすぐに水に浸しあく抜きします。
皮が黒変している部分には強い苦みがあり、有害成分を含むので取り除きます。
焼いたり、蒸したり、天ぷらにするなどして食べるのが一般的です。
さつまいもは生きているので保存する場合は新聞紙に包みます。
風通しが良く湿度を保てる日の当たらない場所が良いでしょう。
寒さに弱いので冷蔵庫での長期保存は腐れの原因になります。
全長約50cm。体は紡錘形で第1背びれと第2背びれが離れています。
サバ属は、本種とごまさば、たいせいようさばの3種類からなります。
まさばは、青緑色の体の背部にある黒褐色の虫食い模様がやや不透明なことで
たいせいようさばと区別することができます。体がやや側扁しているのも特徴。
日本近海では、太平洋と日本海、東シナ海の3系群が認められています。
これらの各系群は、各々の生活圏で群れをなして季節回遊を行っています。
柔らかい赤身の肉は旨味があり、特に産卵後に再び栄養を摂った「秋さば」は
「秋鯖は嫁に食わすな」と言われるくらいおいしいとされています。
しかし、鮮度が落ちやすいので、なるべく鮮度の良いものを調理するか
酢で締めたり、塩漬けにしたりします。さばは、生でもよし、煮ても
焼いてもよし、そして保存食にもできる優れた魚なのです。
くりには日本ぐり、中国ぐり、ヨーロッパぐり、アメリカぐりがあります。
日本ぐりは縄文時代より重要な食物資源となっていて、自生する柴栗から
選抜した大果の丹波栗が栽培の中心になっています。くりの大敵である害虫の
クリタマバチに強い品種として早生の森早生、丹沢、国見、中生の筑波、銀寄、
晩生の石鎚、岸根などがあります。いずれも渋皮ははがれないですが、
ゆで栗として良好でありジャム、菓子などの加工品にも適しています。
くりは、ビタミンC、カリウム、食物繊維などが豊富という果物としての特徴と、
ビタミンE、鉄・銅・マンガン・亜鉛などが豊富なナッツ類としての特徴、
そして、でんぷんが豊富という穀類としての特徴をあわせ持ちます。
くりを美味しく食べる方法としては、ゆでるより蒸すほうがおすすめ。
加熱が足りないと美味しくならないので、こまめに取り出し確認をしましょう。
全長約18cm。120m以浅の沿岸にすんでいます。
産卵期は晩秋で群れで河川に上り、砂礫底に産卵して親の多くは息絶えます。
抱卵数は約1万粒。約3ヶ月後に孵化した仔魚は直ちに降海し
動物プランクトンやゴカイを食べます。
名前の由来は、アイヌ語のともに柳の葉を意味する
「スス・ハム」「シュシュ・ハム」に由来。
主な産地は十勝、厚岸、胆振など。敷き網、すくい網などで漁獲され、
干しししゃも、天ぷら、甘露煮、酢漬け、昆布巻きなどに利用されます。
類似したカラフトししゃもが年間数万t輸入されていて子持ちししゃもとして
干物が販売されています。本種は北海道の特産です。