

単にはすとも言います。
れんこんは、中国種と在来種に大別され、近畿以西では中国種、近畿以北では
在来種の栽培が多いです。中国や台湾などでは、はすの実(種子)もお菓子に
加工され、葉もお茶や薬用に利用されます。さっと火を通すとシャキシャキとした
歯触りが残りますが、さらに火を通すと主成分のデンプンが糊化して、
モッチリとした食感になります。あくがあるので、切ったらすぐに水につけます。
茹でる際も少量の酢を加えると、白く綺麗に茹であがります。酢の物、揚げ物、
煮物、炒め物にするほか、すりおろしてはすもち、すり流し汁などにします。
鉄鍋で料理をすると色が黒くなるので注意が必要です。
湿らせた新聞紙に包んで冷暗所又は冷蔵庫へ。一週間程度なら日持ちします。
群馬県下仁田町の特産品である下仁田ねぎ。葉鞘は20cmほどで、
太くてずんぐりとし肉質は柔らかいです。殿様ねぎの異名を持ちます。
生では辛いので生食には向かないですが、加熱をすると甘くなりとても美味です。
ねぎには昔から殺菌作用があることが知られています。
刺身にねぎが添えられていたり、風邪を引いた時にねぎを食べさせたりして
薬の代わりに用いたりする習慣は利にかなっていると言うことができます。
下ごしらえとしては、良く洗い、根は落とします。薬味に使う場合は刻んでから
水に浸すと辛みと甘みが適度に抜けます。
調理法としては鍋物や汁もの和え物などがおすすめです。
さつまいもの名前は「薩摩藩(現在の鹿児島県)から全国に広まった芋」
を意味します。別名の甘藷(かんしょ)は「甘みのある芋」で唐芋(からいも)は
「中国から伝わった芋」の意味します。皮が紅色で食味のよい紅あかや紅あずま、
貯蔵性が良く年明け後より甘くなる高系14号(鳴門金時などで流通)などのほか
皮の白い系統には黄金せんがん(黄金芋)や栗こがね(白あずま)があります。
皮はあくの成分を含むので厚めにむき切った物はすぐに水に浸しあく抜きします。
皮が黒変している部分には強い苦みがあり、有害成分を含むので取り除きます。
焼いたり、蒸したり、天ぷらにするなどして食べるのが一般的です。
さつまいもは生きているので保存する場合は新聞紙に包みます。
風通しが良く湿度を保てる日の当たらない場所が良いでしょう。
寒さに弱いので冷蔵庫での長期保存は腐れの原因になります。
イチョウは、中国原産で日本には古くに渡来した雌雄異株の裸子植物です。
雌花は胚珠が裸出する。風媒花で春に開花して受粉した後9月頃に受精して
10月下旬に成熟します。ナッツ用の経済品種には大粒で食用部分の割合が多い
「金兵衛」「藤久郎」「久寿」などがあります。種子は熟すと自然落下します。
外種皮多汁質でビルボールやイチョウ酸を含み臭いを放ちます。
また、かぶれやすいので触れないよう注意が必要です。実は熱すると
半透明の緑色、水分を吸うと不透明な黄色になります。
デンプンが豊富でもちもちした食感があり、茶碗蒸しや天ぷらなど
酒の肴としても独自の風味を楽しめます。